林野庁ホームページ【地域資源や新素材を活用したビジネス事例集】に掲載されました。

こんにちは!ろくもじ株式会社です。

この度、弊社の事業が林野庁のホームページに掲載いただいたことをお知らせいたします。

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なぜ、クラフトジンが林野庁のページに掲載されたの?と疑問を持つ方も多いかと思います。

そこで、今回は弊社のクラフトジンについて簡単に説明します。

ろくもじクラフトジンが他社のジンと違う点はいくつかありますが、大きく違うとしたら「森林資源の活用」を目的としています。

どういう事かと言いますと、ジンは蒸留酒にジュニパーベリーという木の実を加えたお酒のことを言いますが、その他の定義は自由に近く「ボタニカル」と呼ばれる植物類を加えて香りを抽出する「蒸留酒×アロマ」を合わせたようなお酒になります。

これらを活用することで酒類の中でもジンは「SDG’s」いわゆる持続可能な開発が様々な面で可能性を秘めているお酒だと思います。

ジンの持続可能な開発例

災害で被害が出た農作物の利用傷や痛んで商品にならない果樹などをジンに利用
賞味期限の短いビール新型コロナウイルスでビールの需要が減った時にそのビールを蒸留してつくられたジン
大気の二酸化炭素を利用NYで大気の二酸化炭素を使ったウォッカが生まれ、現在ジンの取り組みも検討中
地域の特産品の利用沖縄ならゴーヤ、鹿児島は芋焼酎ベースのジン、和歌山はみかん、北海道は昆布など地域の素材を活かすことができる
植物を育てる植物やハーブなどを育てて利用するカーボンニュートラル

上記のように様々なところでジンの持続可能な開発と利用がされています。

では、ろくもじクラフトジンの森林資源の活用ではどのような開発をしているのか?

間伐材の活用新潟県内で木を育てるために切られる木を使っています。
里山の資源と活性化里山の香り木を買取り、使用しています。
福祉の利用障がい者や高齢者の得意な分野を活かし、植物の採取などで活躍しています。
廃棄される加工時に廃棄されるリンゴの芯などを使用
地域の特産品お茶や農作物などの地産で育てられる素材を活用

ろくもじクラフトジンの第一弾になった「Rokumoji Craft GIN #01」ではメインボタニカルに間伐材や里山の木を障がい者や高齢者の方々と一緒に協力して、木を育てる目的で木を伐りながらも衰退する林業や里山に資金をまわす仕組みづくりに力を注いでいます。

ここで正直に伝えますと、里山を活性化したい、新潟県を盛り上げたいという気持ちよりは「ビジネス」という視点が弊社の中では強いです。経済がまわらなければ事業はできない。逆に言うと経済がまわれば、これらの事業に良いサイクルができて活性化するということです。

なぜ、これらのことを「ビジネス」という視点で見るべきだと考えるのか?

これだけを伝えると、汚い金の亡者のような企業に見えるかもしれません。ただ「ビジネス」という言葉に騙されず、是非、読み進めていただきたいです。

世界と差別化できるビジネス

世界に勝てる!と大きなことを言ってるように聞こえますが、これは夢物語ではなく「日本の土地のポテンシャル」という唯一無二の素材があるという世界との差別化によりビジネスとして勝負が成り立つという意味です。

日本は島国であり、森林大国で木を活用する文化です。その中でも身近なところで感じられるのは「ヒノキ風呂」の心地よい香りではないでしょうか?

ヒノキ風呂というインスピレーションからイメージすると「木×風呂」は「森林浴」という言葉に例えられます。この森林浴という言葉は日本から生まれ、湯につかる文化と紐づけられています。

そこで、ろくもじのクラフトジンを飲んだ方は分かると思いますが「木の香りがします」。ろくもじの香り、味わいのキャッチフレーズは「体内森林浴」として売り出していますが、この心地よい森林の香りは味覚、嗅覚としても美味しく味わえ、森林浴のように癒されます。これこそ「日本の土地で長年育つ日本の唯一無二の質」なるものであり、これは世界との差別化をして土地、文化など広く、そして後世につなげられるものだと考えてます。

この章で重要な点はビジネス視点ではありますが、間伐材の利用による持続可能な開発、障がい者や高齢社会でも人材の活躍ということができているということです。すごく簡単な言葉に言い換えると環境、人、モノの循環によるwin-winなビジネス巻き起こっているということです。

地域を盛り上げられるビジネス

地域を盛り上げられるというのは簡単に言いますと、特産品などの地産の素材が利用できるということです。ここでは、世界とのビジネス的な差別化ではなく、都道府県、日本国内での差別化ができます。南魚沼はハッカがある、新潟には日本最北端の村上茶、佐渡は果実王国、越後三山の銘水など県内でも実は知られていない特産品もあり、この雪国ならではの味があります。

どういうことかと言いますと、ハッカのジン、お茶のジン、果物のジン、アルコール度数を調整するための加水に使う水など、どのようにも利用が可能であり、蒸留と言うのは、それらの香りや味わいを濃縮して抽出するような作業なので、素材の良さが直接伝わります。

北海道は昆布のジン、沖縄は泡盛ベースのゴーヤジン、和歌山はみかんのジンなど、その土地の持ち味を活かしたジンは地域との相乗効果が可能です。

また、地産のものを使えるというのは、なにも商品になる綺麗な品質でなくても構いません。傷ものや廃棄されるもので良いのです。例えば、長野で水害によるリンゴの被害がありましたが、それらを使ったジンが登場したり、新型コロナウイルスにより酒の消費が落ち込んだ時、賞味期限が比較的短いビールの廃棄が問題となりましたが、そのビールを蒸留してジンにしたものが出ました。消毒液が足りない時には、さらに蒸留を加え、消毒液として利用されました。

それらは付加価値にもなり、アルコール度数の高いジンは保存も可能。廃棄される素材は食品ロスの観点から見てもジンは優れたビジネスと言えます。

木の価値を高めるために

少し専門的になりますが、ろくもじ株式会社の根元にある精神は「木」の価値を高めるというところにあります。
日本の木は戦後に植えられ、60年前後のB材、C材と言われる合板やパルプ材、チップ、おがくずに使われる木がほとんどです。これらは細い木で良いため、非常に安価に取引されます。これが日本の林業の衰退の1つ。

日本の杉やヒノキが柱や板材として使われるにはA材が必要で、年数としては80~100年程度が必要になります。また、年数だけではなく、木を成長させるために木を切る間伐と言う作業により手入れをしなければなりません。

現状ではB材、C材がほとんどのため、労力をかけて切って売っても安く、手入れをしなければ未来の価値ある木も生まれない=現在も未来も日本の木には価値がない状況が出来上がっています。そのためには60年→100年の空白の30年、40年を「新たな産業」でつなぐことできないか?

この「新たな産業」の1つがろくもじ株式会社が手掛けるクラフトジンになります。

話は少し変わりますが、ミズナラという「ドングリの木」があります。このミズナラはロシア、中国、日本など様々な国にあるのですが、なぜか「日本のミズナラ」が世界的にウイスキーの樽材としてJapanese Oakという名で高い価値のブランド材として人気です。

ナラという木の種類は主に英語でOakと呼ばれ、ウイスキーやワインの樽に使われますが、日本のナラの木は他国のもと比べ日本独特のナラの香りがします。そして、NiiMoという会社のミズナラスティックはミズナラの木棒を直接お酒のボトルに入れることで家で簡単アルコールを熟成できる商品があるのですが、これはアメリカ、シンガポール、台湾、中国、カナダ、イギリス、オーストラリアなどと取引きが行われています。

これらを踏まえ、やはり日本の木は唯一無二であり、価値があります。

そこでA材の話になりますが、日本の杉は日本の固有種で、杉は英語で「シダー」と言いますが、日本と外国の杉は全く別の品種です。ヒノキは台湾ヒノキと日本ヒノキがありますが、土地の大きさ、森林率で言えば、日本の方が圧倒的に生産量があります。

上記の内容をまとめますと、木の活用は主に建材でありますから、価値の高いA材が必要。A材を育てるためには30年、40年儲からない林業をしなければならない。その期間に「新たな産業」で資金調達をしながら、資源の価値やブランド化をする商品で世界にPRする。現在と未来の日本の木に価値が生まれる。

ろくもじ株式会社のクラフトジンはその新たな産業の1つであります。

ジン市場の利用価値

ジンの市場について詳しくはブログ記事「日本で酒はオワコン?世界ではブーム?お酒の未来を徹底分析!」の内容をご覧ください。

簡単に言うと、ジンは今、日本、世界で最も盛り上がっている酒類の部門です。その市場の成長率という大きなビジネスは日本の木の魅力、文化、地域を広く伝えるチャンスだと考えています。

【自然×人×モノ】の循環

今回のブログは見る人に優しくない活字だらけ、専門的な話もありましたので、最後は画像で閉めます。

本記事を通して、木の事、ろくもじ株式会社の事を知っていいただけましたら幸いです。

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