クロモジという植物が日本で異常に流行りつつある。
黒文字(クロモジ)という日本の山々にある植物はご存知でしょうか?
近年、色々植物の状況を見ているとクロモジが吐出して多くの方々が商品として扱っています。
なぜ流行っているのか?どんな植物なのか?
徹底的に調べてみましたので、この日本の和ハーブ「クロモジ」の流行りを逃すことなく皆様に魅力を伝えていこうと思います。
くろもじってどんな植物?
まずはじめに黒文字(以下、クロモジと略す)という植物について簡単な知識を記載します。
クスノキ科クロモジ属の低木で全長2m~3mほどに成長する日本の固有種で柑橘のような香りを持つ木です。
クロモジは杉林やブナ林の下で日陰で育っていることが多いです。どこに生えているの?と質問を受けますが、簡単に言うと林の中の日陰ということです。
どうやって見つけるの?と続けて質問を受けますが、とにかく他の木より黒いというのが見た目の特徴であり、枝先を折ると柑橘のような香りがすれば、ほぼ間違いないです。
なぜ流行っているの?
クロモジの記事は以前に詳しく書いていますが、今回の本題は「なぜ今、クロモジブームが起きているのか?」ということをお話ししていきます。
抗ウイルス、抗菌作用がある植物は多いですが、クロモジはそれに加えて、人にとって非常に良い香りがします。
乾燥させて、お茶にすることも可能で、ノンカフェインでありながら、香り高いお茶が手軽に味わえます。
クスノキ科の木は油分も多いため、アロマオイルとしても近年注目されています。
そして何よりクラフトジンでとにかく流行っています。
弊社の第一弾の製品の時点では弊社を含め2社しか使っていなかったクロモジがとにかく多くの会社がクロモジを使用するようになりました。
こうした製品に活かすことができるクロモジは抗菌、抗ウイルス作用、炎症を抑える作用、リラックス効果など幅広く漢方としての役割も果たしながら、人を魅了する香りを持ちます。
こうした簡単に採取が可能であり、加工も容易で、様々な効果効能が期待できる上に、人にとって良い香りを持つため、多くの会社が製品として扱うことで、多くの消費者へ届いたことがクロモジのブームを引き起こしたと考えています。
ROKUMOJI Craft GIN #01
弊社の第一弾のクラフトジンは佐渡の間伐材であるアテビと魚沼地域近隣で採取されたクロモジをメインボタニカルとしたクラフトジンでした。
現在はお陰様で完売となり、次なるクラフトジンを製造中でございます。
この最初のクラフトジンに使用したクロモジは里山にある福祉施設の高齢者や障碍者の方々に採取をいただいたものを購入させていただき活用しました。
このクロモジの香りを含め、弊社のクラフトジンを飲んでいただいた方に山々の香りを楽しんでいうただき、大変高評価をいただいております。
流行りの一方で注意する点
私たちは日本の里山の植物が流行ることをとても嬉しく思う反面、勝手に乱獲される恐れがあることも注意しています。
山も土地なので、誰かしらが所有していて、山にとっては宝の資源となります。
私たちは里山の活用、人々の活躍をテーマにしているため、こうしたクロモジが流行り、里山にお金が入る仕組みづくりをしていますが、流行になりつつあるクロモジを中には無断で乱獲する方もいるそうです。
里山を含め、山は所有者がいるため、こうした流行を期に、是非とも里山文化を知っていただきながら、クロモジの魅力も同時に知り、少しでも里山の資金源になることを願って本ブログを記載しました。
今では、村の新たな特産品としても道の駅などで売られているので、是非、一度お試しください。