名前 | クロモジ |
概要 | クスノキ科の落葉低木。 |
主な用途 | 楊枝、精油、お茶 |
香り | 柑橘のような香りをベースにとスパイスのような香り、フローラルな香りを持ちます。 |
効果・効能 | 抗菌、消炎作用があり、胃腸の不調や皮膚トラブルを緩和することで知られています。 |
分布 | シロモジ、アオモジ、アブラチャン、ダンコウバイなどの近種を含め、全国各地に分布しています。主にブナ林や杉林などの中の日陰で群生していることが多いです。 |



目次
クロモジの名前の由来
クロモジの名前の由来は濃い緑いろの樹皮に黒い斑点があることから、それを文字に見立て「黒文字」と名付けられたという説があります。日本の他に中国にも分布しています。
どんな製品がある?
クロモジは和菓子などに使われる「楊枝」として有名ですが、近年ではアロマの精油、お茶でも製品化されています。クロモジは柑橘系の香りを持ち、楊枝は抗菌作用が期待できる他、アロマではリラックス効果やストレス軽減、香りの良いお茶も美味しく、様々な効果やメリットを持つ植物です。
クロモジの持つ香りの秘密
クロモジはリナロールという香り成分を多く含みます。リナロールはラベンダーやベルガモット、スズランなどのハーブが持っていることが多く、リラックス効果や幸福感が期待できます。
嗅覚は五感の中で最も本能的で”考える脳”「大脳新皮質」の認識は持たず、勘定や記憶などを司る”情動脳”「大脳辺緑系」にダイレクトに伝わるため、香りを嗅ぐと気持ちが晴れたり、穏やかな気分になります。
ろくもじの取り組み
ろくもじ株式会社では、里山の福祉施設へ協力をお願いして高齢者や障がい者の方々に採取を行っていただいております。その採取していただいたクロモジを購入して里山の森林資源の活用に活かし、人の活躍する社会と共に自然との共生を目指しています。
1500本あたりのクラフトジンで使用するクロモジは約200kg程度になりますが、こうした小さなビジネスを大きくすることで将来、日本の林業や里山守ることに繋げていけるように取り組みをしています。
クロモジを使ったROKUMOJI

ROKUMOJI Craft GIN #01
メインボタニカル:佐渡のアテビ(間伐材)、クロモジ
サブボタニカル:リンゴの芯、村上茶、アンジェリカルート、ジュニパーベリー
アルコール度数:43%
容量:700ml
森林資源や食品廃棄の問題をテーマに「体内森林浴」を感じていただける爽快なクラフトジンです。

ROKUMOJI Craft GIN #01
メインボタニカル:クロモジ
サブボタニカル:ジュニパーベリー
アルコール度数:43%
容量:700ml
新潟県内の高齢者や障がいを持つ方にご協力していただき採取したクロモジを使った爽やかなジンです。