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ジュニパーベリーの木

クラフトジンとは何?

クラフトジンを知る前に「ジン」というお酒について説明します。
ジンは蒸留酒。いわゆるウォッカや焼酎にジュニパーベリーという木の実を加えたお酒になります。

「クラフト」は職人、手作り、小規模という意味を持ち、職人が手作りで小規模生産をしている「ジン」のことを日本ではクラフトジンと呼ばれています。

ジンの特徴としては、スピリッツとジュニパーベリー以外に定義がないため、自由度が高いお酒と言われています。

自由度の高いお酒とはどういう意味?
要するにスピリッツにジュニパーベリーを加えるというルール以外は定義が無いので、近年では様々なボタニカルと呼ばれるハーブや植物を加えて作られています。

例えば、沖縄では泡盛ベースのスピリッツにゴーヤを加えたジンや愛媛ではミカンのジン、北海道では昆布のジンなどがあります。こうした自由なお酒を造れるため、その地域特産物などを活かしたジンが日本の国内外で製造されています。

ジンはこれまで、ジントニック、マティーニ、ギムレット、ネグローニなどのカクテルベースとして使われることが多かったですが、近年はユニークで特色ある味わいのクラフトジンが出てくることでストレート、ロック、ジンソーダなど、ジンそのものを楽しむ飲み方が普及しはじめています。

ROKUMOJIのクラフトジンは天然素材の森林資源を活用したグリーンな味わいで、まるで体が森林浴をしているような香りと味わいになっています。

クラフトジンとは?

ジンの歴史について

ジンの起源は、オランダやベルギー辺りでつくられていたジュネヴァ(Jenever, Genever)がはじまりだと言われています。ジュネヴァは、大麦やライ麦などの穀物のみを蒸留し、ジュニパーベリーやほかのボタニカルでフレーバーをつけたお酒。これが17世紀初めにイギリスへと伝わり、ドライジンが誕生。ジンは穀物に限らずさまざまな種類の蒸留酒を原料を用いて作られています。ジンは利尿作用のあるジュニパーベリーが使われるため、解熱などのための薬として飲まれていましたが、税金を回避するための税率の低い粗悪なジンが街に普及することで、ロンドンの貧しい層に安酒として広がります。結果的にこの頃のジンは、アルコール中毒患者を多く輩出し、貧困地域の死亡率を引き上げたお酒というイメージになり安価なお酒として認知されるようになりました。この歴史の面影は未だに残っていて、大手のジンは質は良いが安く販売されたり、gin-soakedという言葉がありますが、これは「やっかいな酔っぱらい」という意味で使われています。

ジンとジュネヴァについてですが、ジンは基本的には熟成しません。対してジュネヴァは樽で熟成されて保管されることが多かったそうです。木樽で熟成したジュネヴァは原料が麦ベースのスピリッツのため、ウイスキーのような芳醇な香りの中にジュニパーベリーの木の実と複雑なボタニカルが重なります。

ジン横丁とビール街

ろくもじのクラフトジンを試してみませんか?

ROKUMOJIは林業で木を育てるために切られる間伐材や高齢者や障害を持つ方に里山の植物の採取をご協力いただいた木や森の爽やかな香りがするクラフトジンです。
こうした活動は購入いただいた資金により、こうした活動を増やすために使われています。私たちの目指すクラフトジンは「自然×人×モノ」の循環をテーマに多くの方が暮らしやすく人として自然との共生を目指す持続可能な開発を行っています。

日本の雪国でしかできない香り豊かな天然素材は取り組みだけではなく、その味わいや香りも一級品の高級クラフトジン。是非一度お試しください。

rokumoji craft gin 2022 special edition